リフォームの相見積もりは失礼?3社に頼んで分かった、失礼になる3つのこと

リフォームの相見積もりは失礼?3社に頼んで分かった、失礼になる3つのこと。電話とメール、3社分の見積書、3軒の家のイラスト入りアイキャッチ

リフォームの見積もりは、何社かに頼んで比べたほうがいい。

頭ではわかっていても、いざ2社目に連絡しようとすると「失礼じゃないのかな?」と思ってしまいませんか?

ましてや、知り合いに教えてもらった工務店だと、なおさら感じてしまうはず。

話を聞いた感じは悪くなさそうだけれど、ほかの会社の見積もりも見てみたい。

でも、ほかにも声をかけるのは失礼にならないだろうか。

業者さんに対して、失礼ではないか?と思うのは当たり前ですよね。

時間をかけて現地調査をして、詳細に見積書を作成してくれます。

自宅に最低2回は来てくれます。

なのに、断らなければいけないのは申し訳ないですよね

しかも、知り合いの紹介なら、紹介してくれた人の顔まで浮かびます。

なつこ

築23年のマンションをリフォームしたとき、わが家は3社に見積もりを頼み、2社を断りました。

この記事では、やりとりのなかで業者さんから返ってきた言葉と、断ったあとに実際に起きたことを、そのままお伝えします。

先に結論を書きます。

リフォームの相見積もりは、失礼ではありません

ただし、失礼になることは3つあります。

  1. 断りの連絡をしない
  2. 他社の見積書を見せる
  3. 契約する気のない会社に見積もりを頼む

読み終えるころには、気がねなく相見積もりができ、あなたに合った業者さんと出会えますように。

この記事を書いている人
なつこ

突然、マンション水漏れの当事者になった主婦。
限られた時間とお金の中で、リフォームがスタート。
「予算なし・時間なし・知識なし」からスタートし、実体験をもとに、リフォーム完成までを記録中。

目次

相見積もりが失礼にならない理由

2軒の家の模型と電卓を並べて、リフォーム費用を比べているイメージ

高額な買い物は比べるのが普通

リフォームは、車を1台買うのと変わらない金額が動きます。

わが家も、最終的な工事費は数百万円になりました。

数百万円の買い物を、1社の見積書だけを見て決める人は、あまりいないと思います。

家電を買うときでさえ、何軒か値段を見て回るのではないでしょうか。

金額が大きくなるほど、比べるのは自然なことです。

そして業者さんの側も、施主が比べることを前提にしています。

比べられる可能性を織り込んだうえで、見積書を作っています。

最初に伝えれば業者さんも承知

わが家は3社すべてに、最初の問い合わせの時点で「何社かにお願いして比べています」と伝えました。

嫌な顔をされたことは、一度もありません。

現地調査に来てくださった方も、ヒアリングの時間を取ってくださった方も、みなさん丁寧でした。

黙って何社にも頼むから、後ろめたさが残るのだと思います。

先に伝えてしまえば、業者さんは承知のうえで見積書を作ってくれます。

隠しごとがなくなるので、こちらの気持ちもずっと楽になりました。

見積もりは契約ではないから

相見積もりをためらう人には、ひとつの思い込みがあるように思います。

見積もりを取ったら、出してもらった会社に頼まなければいけない気がする、という思い込みです。

けれども見積もりは、検討するための資料です。

約束ではありません。

金額と内容を見せてもらったうえで、お願いするかどうかを決めるための書類です。

だから断っても、約束を破ったことにはなりません。

契約前の段階なので、費用も発生しませんでした。

わが家が頼んだ3社は、いずれも見積もりは無料で、キャンセル料もかかっていません。

ただし、無料だからいくらでも頼んでいい、という話ではありません。

見積書1通の裏側には、現地調査に来る時間も、図面を起こす時間もあります。

無料で受け取っているだけで、ただではないからです。

相見積もりで失礼になる3つのこと

注意マークが描かれたボードを持つエプロン姿の女性

失礼になることを、わが家の経験から3つに絞りました。

3つを外さなければ、何社に声をかけても失礼にはならないと思います。

①断りの連絡をしない

いちばん失礼なのは、断ることではありません。

何も言わないまま、そのままにしてしまうことです。

業者さんの側は、返事が来るまで案件を閉じられません。

見積もりを出した相手から連絡が来ないと、気が滅入る、という声を実際にいただきました。

断りの連絡は、気が重い作業です。

送信ボタンを押すまでに、わが家も何度も手を止めました。

それでも、たった1通のメールです。

かけてもらった時間を思えば、1通くらいは返したい。

②他社の見積書を見せる

わが家は、他社の見積書を見せませんでした。

見せてはいけないものだと思ったからです。

見積書は、作った会社が時間をかけて仕上げた成果物です。

作った会社に断りなく他社へ渡せば、値段を下げるための材料に使われることになります。

自分が作った書類を、知らないところで他社の値引き交渉に使われる。

立場を入れ替えて考えると、気持ちのいいことではないと思います。

「もう少し安くなりませんか」と伝えるのは、問題ありません。

金額そのものを見せるかどうかが、線引きだと思います。

③契約する気のない会社に見積もりを頼む

声をかける会社を増やせば、比べる材料は増えます。

けれども、はじめから契約する気のない会社に見積もりを頼むのは、時間を使わせるだけです。

現地調査に来てもらえば、担当の方の半日が消えます。

図面を起こしてもらえば、事務所での作業時間も使わせています。

比べるための会社ではなく、お願いする可能性のある会社にだけ頼む。

わが家が声をかけたのは3社でした。

比べるには十分で、断るには多すぎない数だったと思います。

知り合いの紹介があっても相見積もりは必要

天井裏に通された給湯管と配管。水漏れの原因調査で確認した部分

相場を知らないまま急に始まるから

わが家のリフォームは、予定していたものではありませんでした。

いつかはしたいと思っていましたが、10年くらい先の話だと考えていました。

始まったきっかけは、給湯管の水漏れです。

部分的に直しても、つなぎ目からまた漏れる可能性がある。

配管を全部替えるなら、床も壁も開けることになる。

配管の説明を聞いて、10年先のつもりだった計画が、一気に目の前に来ました。

準備をしていませんでしたから、相場を何も知りませんでした。

キッチンがいくらで、お風呂がいくらなのか、見当もつきません。

目の前に出された見積書が高いのか安いのか、判断する物差しを持っていませんでした。

物差しがないなら、並べて比べるしかありません。

なつこ

10年先のつもりだったので、雑誌ひとつ買っていませんでした。相場を知らないまま、いきなり数百万円の話が始まったんです。

1社では高いか安いか分からない

最初に見積もりを出してくれたのは、A社でした。

提案も丁寧で、担当の方の感じもよく、金額もそれなりに納得できるものに見えました。

夫は「A社でいいやん」と言いました。

A社を気に入っていたからです。

気持ちはよく分かりました。

1社目の印象が良いと、もうここでいいのでは、という気持ちになります。

けれども、A社の見積書が高いのか安いのか、比べる相手がいなければ分かりません。

納得できる金額に見えたのは、ほかを知らなかったからかもしれない。

実際に3社に出してもらうと、同じような工事でも、金額の出し方が会社によってずいぶん違いました。

比べたから、A社の金額が妥当かどうかを判断できました。

比べなければ、納得ではなく、思い込みで決めていたと思います。

知り合いの工務店と、知り合いが工務店

リフォームが決まったとき、工務店に詳しい知り合いの顔が浮かびました。

紹介してもらえば、間違いのない会社に当たるはずです。

リフォーム会社は数が多くて、どこを選べばいいのか見当もつきませんでした。

信頼できる人の口コミにまさるものはない、と思っていました。

けれども、頼む直前で手が止まりました。

紹介してもらったら、紹介された会社にお願いするしかなくなると気づいたからです。

見積もりを出してもらって、金額に納得できなかったとして、断れるでしょうか。

断れば、紹介してくれた知り合いの顔をつぶすことになります。

紹介を受けた時点で、比べる自由がなくなる。

ここで、ひとつはっきりさせておきたいことがあります。

直接の知り合いが工務店をやっているなら、わが家はそこにお願いしていたと思います。

金額が合わなければ、本人に正直に言えるからです。

間に人が入らないので、話がこじれても当事者どうしで終わります。

けれども「知り合いの工務店」は、あいだに人がひとり入ります。

断ったときに気まずくなる相手が、業者さんではなく知り合いになる。

同じ紹介でも、意味がまるで変わってきます。

わが家が避けたのは、紹介そのものではありませんでした。

断れなくなる紹介です。

断れない紹介断れる紹介
だれから知人・友人・親戚仕事で来た業者さん
断ったら紹介してくれた人との関係に残る何も残らない
比べる自由実質なくなるある
わが家避けた使った(C社)

矛盾したことをひとつ告白すると、最終的に工事をお願いしたC社とは、紹介で出会っています。

水漏れの原因調査に来てもらった業者さんから、同じ会社にリフォーム部門があると教えてもらいました。

仕事のなかで受けた紹介なので、断っても人間関係には何も残りません。

だからC社の見積もりも、ほかの2社と同じように並べて比べました。

比べたうえで、C社にお願いしています。

口コミや紹介が悪いのではありません。

断れなくなる形で受け取ってしまうと、比べられなくなるだけです。

なつこ

紹介をお願いしようとして、ふと気づいたんです。お願いした時点で、もうほかと比べられなくなるな、と。

業者さんは相見積もりに慣れている

C社を紹介してもらった日のことは、よく覚えています。

水漏れの原因調査に来てもらった日、同じ日にB社が現地調査に来ていました。

つまり業者さんから見れば、わが家が何社かに声をかけていることは、現地調査の場で分かる状況でした。

B社が帰ったあと、調査に来てくださった方が、少し申し訳なさそうに切り出しました。

他社さんがいるので、言っていいのか迷いましたが……うちのリフォーム部に、すごい優秀な人がいるんですよ。

業者さんの言葉を聞いたとき、驚きました。

わが家は「何社にも頼んで、業者さんに悪いかな」と思っていました。

ところが実際には、業者さんのほうが「他社さんがいるのに声をかけて申し訳ない」と気を遣っていたのです。

失礼にならないかを気にしていたのは、施主ではなく業者さんのほうでした。

なつこ

他社さんがいて気まずいかな、と思っていたのはこちらのほうでした。気を遣ってくださったのは業者さんだったんです。

相見積もりは、業者さんにとって特別なことではありません。

日常的にあることだから、他社と居合わせても動じませんし、そのうえで自社を勧めるかどうかを考えている。

施主が思うほど、大ごとではないのだと思います。

口コミでも適正価格は分からない

C社の方から、印象に残っている言葉があります。

ネットなどの広告は出していません、すべて口コミです。

広告を出さなくても、仕事が途切れないということです。

きちんとした仕事をしていなければ、口コミだけで回り続けることはできません。

口コミはやはり強い、といまでも思います。

ただ、信頼できる会社かどうかと、金額が適正かどうかは、別の話でした。

どんなに評判のいい会社でも、出てきた金額が相場より高いのか安いのかは、その1社だけを見ていても分かりません。

はじめてのリフォームなら、なおさらです。

信頼と価格は、別々に確かめるしかありませんでした。

比べないと分からないことがある。

わが家が3社に声をかけた理由は、突きつめるとそこだけです。

\ 無料見積もりがもらえる! /

【PR】

同じ条件で何社かに当たるなら、まとめて依頼できる窓口を使うと段取りが楽になります。

わが家は自分で1社ずつ探したので、最初の会社と最後の会社で1か月も空いてしまいました。

いまからもう一度リフォームするなら、日程をそろえて依頼できる一括見積もりを使うと思います。

2社を断ったあとに起きたこと

パソコンのキーボードの横に置かれた、NGと書かれた木の札

断りの連絡はメール1通だけ

3社に見積もりを出してもらい、C社にお願いすることに決めました。

残りのA社とB社には、こちらから断りの連絡を入れました。

どちらもメール1通です。

電話はしていません。

それまでのやりとりがメールだったこと、文字で残しておきたかったこと、そして電話は相手の時間を奪う気がして苦手だったことが理由です。

そして、大ごとには何も起きませんでした。

A社から届いた返信

いちばん申し訳なかったのは、A社でした。

問い合わせへの返事がいつも早く、こちらの相談にも熱心に応えてくださった会社です。

わが家は自分で1社ずつ現地調査を手配したので、A社とC社の見積もりが出そろうまでに1か月ほど空いてしまいました。

1か月のあいだに、A社からは進み具合を気にする電話までいただいています。

待たせたあげくに断ることになり、送信ボタンを押すまでにずいぶん迷いました。

返信は、数分で届きました。

是非、満足のいくリフォームをされてください。

恨み言も、引き止めもありませんでした。

断った相手の家のリフォームがうまくいくように、と書いてある。

たった一文を読んで、力が抜けました。

返信が来なかったB社

いっぽうで、B社からは返信がありませんでした。

見積書はきちんとしたものでしたし、営業の方の対応も普通でした。

金額でいえば、3社のなかでいちばん安かったのはB社です。

それでも、返事は来ませんでした。

客ではなくなったとたんに対応が変わったように感じた、というのが正直なところです。

ただ、断定はできません。

いま読み返すと、B社に送ったメールは、A社に送ったものよりずっとそっけないものでした。

返す言葉が見つからなかっただけかもしれません。

返事が来ないところまで含めて、大ごとにはなりませんでした。

いま振り返ると、いちばん重たかったのは、断ったあとではなく送信ボタンを押す前でした。

何を書けばいいのか、失礼にならない言い方はどれか、と何日も考えていました。

押してしまえば、返ってくるのは短い返事か、あるいは沈黙です。

どちらにしても、想像していたほどのことは起きませんでした。

なつこ

送信ボタンを押すまでが、いちばん長かったです。押したら数分で返事が来て、あんなに悩んだのは何だったんだろうと思いました。

業者さんの意見も割れていた

はてなマークを書いたノートと、木でできた家の模型

断りの連絡をメールで送ったあと、返事がないことが気になって、SNSに書いたことがあります。

やっぱり電話でするのが礼儀だったのかな、という気持ちでした。

すると、リフォーム業者の方から何件も意見をいただきました。

驚いたのは、意見がきれいに割れていたことです。

メールか電話かで割れた意見

メールで構わない、という声がありました。

メールをいただければ充分です(弊社の場合)連絡ないのは、悲しいです。

誠意のある文面ならメールでも伝わる、という方もいました。

いっぽうで、まったく逆の意見もありました。

断るんでしょう?電話の方が失礼ですよ。

忙しいのに、わざわざ相手の時間を奪って断ることになるから、という理由でした。

メールは記録が残るのでもめない、という声もあれば、念のため電話もしたほうがいい、という声もありました。

読んでいて分かったのは、業者さんのあいだでも正解は決まっていない、ということです。

どちらが礼儀か、という問いに、業界の共通ルールがあるわけではありませんでした。

正解がないなら、自分が誠意だと思うほうを選べばいい。

わが家の場合は、それまでのやりとりに合わせてメールにしました。

共通していたのは連絡の有無

意見が割れるなかで、繰り返し出てきた言葉がありました。

連絡がないと、悲しい。

気が滅入る。

そして、いちばん多くの反応がついたのは、もっと厳しい意見でした。

見積書作るのもコストが掛かってます。(中略)当て馬、相見積もりは勘弁して欲しい。

読んだときは、胸が痛くなりました。

けれども、隠さずに載せておきます。

見積書1通の裏側に、現地調査の時間があり、図面を起こす時間があり、人が動いている。

無料で受け取っているだけで、ただではありません。

念のために書き添えると、業者さんの意見はここでも一致していませんでした。

断りの連絡すら必要ない、という方もいました。

それでも、多くの方が連絡そのものは望んでいました。

メールか電話かは自由でいい。

けれども、連絡はしたほうがいい。

だから、この記事の答えは「気にしなくていい」ではありません。

相手のコストを知ったうえで、本気で検討する会社にだけ頼む。

そして最後に、必ず連絡する。

順番を守れば、失礼にはなりません。

気を遣うところが、社数ではないというだけです。

相見積もりのよくある疑問

何社までなら失礼になりませんか?

社数に決まりはありません。

わが家は3社で、比べるには十分でした。

数より、頼む気のある会社にだけ声をかけているかどうかが大事だと思います。

「相見積もりです」と最初に伝えるべきですか?

伝えたほうが、こちらの気持ちが楽になります。

わが家は3社とも最初に伝えて、嫌な顔をされたことは一度もありませんでした。

見積もりにお金はかかりますか?

わが家が頼んだ3社は、すべて無料でした。

キャンセル料もかかっていません。

ただし、現地調査や詳細な図面の作成に費用がかかる会社もあります。

依頼する前に確認しておくと安心です。

断るときはメールでも失礼になりませんか?

メールで問題ありません。

業者さんからも「メールをいただければ充分です」という声をいただいています。

ただし、電話のほうがいいという業者さんもいて、意見は割れていました。

知り合いに紹介してもらう場合も、相見積もりを取っていいですか?

取れないことはありませんが、断りにくくなります。

紹介を受ける前に、比べたいのかどうかを決めておくほうが、あとがずっと楽です。

相見積もりを取らずに1社で決めるのは危険ですか?

危険ではありません。

信頼できる会社が1社あるなら、そこにお願いするのも立派な選択です。

ただし、金額が適正かどうかは分からないまま進むことになります。

断ったら怒られませんか?

わが家は2社を断って、怒られたことはありません。

ネットには強い言葉の体験談も見かけますが、まれなケースだと思います。

断ったこと自体より、そこに至るまでのやりとりに何かあった場合が多いのではないでしょうか。

まとめ|失礼なのは連絡しないこと

資料を手にして立つ女性。リフォームの相談を終えたイメージ

リフォームの相見積もりは、失礼ではありません。

失礼になることは3つだけです。

  • 断りの連絡をしないこと
  • 他社の見積書を見せること
  • 契約する気のない会社に見積もりを頼むこと

3つを外さなければ、何社に声をかけても大丈夫です。

わが家は3社に頼み、2社を断りました。

断ったA社からは「是非、満足のいくリフォームをされてください」という返事が届きました。

B社からは、返事が来ませんでした。

どちらも、大ごとにはなりませんでした。

いちばん心に残っているのは、業者さんからいただいたひとことです。

連絡ないのは、悲しいです。

失礼なのは、比べることではありませんでした。

比べたあとに、何も言わないことのほうです。

\ 無料見積もりがもらえる! /

【PR】

コメント

コメントする

目次