リフォーム後のちょっとした不具合、工務店に言っていい?実例4件と工事中の2件

「リフォーム後のちょっとした不具合、工務店に言っていい?」と書かれたアイキャッチ画像。床の境目の浮き、扉の傷、水栓の水漏れを吹き出しで示している

リフォームが終わって数ヶ月。

どこかに小さな不具合を見つけて、手が止まっていませんか。

これくらいで連絡していいのかな、と考えているうちに、日が過ぎていく。

わが家も、まったく同じでした。

築23年のマンションをリフォームして、引渡しから5ヶ月ほど。

廊下と寝室の境目にある見切り材が、浮いてきました。

工務店さんに連絡するまで、1週間かかりました。

ただ、迷っているあいだに、浮きは少しずつ広がっていきます。

時間が経つほど、原因も分かりにくくなります。

しかも自分で触ってしまうと、あとで別の不具合が出たときに不利になることがあります。

この記事では、わが家で実際にあった4件をそのまま並べます。

浮いてきた見切り材。

消えていたコンセント。

弱かったシャワーの水圧。

無かった食洗機のパネル。

さらに、工事中に言えた2件も比べて書きます。

工務店さんへ実際に送ったメールは、2通とも全文を載せます。

この記事では、次のことが分かります。

  • 連絡していいのかどうか、自分で判断できるようになります
  • そのまま使える連絡の文面が手に入ります
  • 直らなかった場合にどうなるかも分かります

結論をお伝えします。

ちょっとした不具合でも、言っていいです。

わが家は4件言って、損はしませんでした。

しかも、思っているよりずっとあっさり終わりました。

この記事を書いている人
なつこ

突然、マンション水漏れの当事者になった主婦。
限られた時間とお金の中で、リフォームがスタート。
「予算なし・時間なし・知識なし」からスタートし、実体験をもとに、リフォーム完成までを記録中。

目次

ちょっとした不具合でも言っていい理由

結論から書きます。

ちょっとした不具合でも、連絡していいと思います。

そう思えるようになった理由を、先に書きます。

業者さんにとっては「よくある対応」

見切り材が浮いたとき、わたしは写真をSNSに上げて聞いてみました。

そうしたら、同じ業界の方から返事をもらいました。

完工から5ヶ月なら施工した会社に対応してもらいましょう、同業ですがよくある対応です、という内容でした。

なつこ

こちらは1週間も悩んでいたのに、業者さん側から見ると日常だったようです。

別の方からも、5ヶ月なら呼んで、そこ以外も点検してもらうといい、と教えてもらいました。

施主が遠慮していることは、業者さんにとっては珍しくもない。

わたしが最初に知りたかったのは、法律でも保証期間でもなく、業者さん自身の言葉でした。

早めに言ったほうがいい理由

わが家の場合、連絡が遅れて困ったことはありませんでした。

それでも、早く言ったほうがいい理由はあります。

浮きや剥がれは、放っておくと広がっていきます。

つまずいて転ぶ危険もあります。

時間が経つほど、原因が何だったのか分からなくなります。

そして、連絡をメールで送っておくと、日付ごと記録に残ります。

実際、わたしは1件目の連絡がいつだったか忘れていました。

メールを探したら、4月23日に送っていた記録がそのまま出てきました。

契約書のアフター保証を確認しておく

対応してもらえる範囲や期間は、契約書と会社によって違います。

わが家の工務店さんはこうだった、という話しかできません。

保証書や契約書が手元にあるなら、アフター保証の欄を一度見ておくと安心です。

見当たらないときや、判断に迷うときは、公的な相談窓口があります。

くわしくは記事の後半のよくある質問にまとめました。

引渡しのあとに起きた4件

家の模型と電卓、チェックリストが並ぶ机の上のイメージ

わが家でリフォームのあとに起きたことを、先に一覧にします。

何がいつ気づいた言うまで結果
見切り材が浮いた5ヶ月後7日無償・作業は10分
コンセントが消えていた約1か月後10日ほど無償で取り付け
食洗機のパネルが無い引渡し後追加で取り付け(パネル代のみ)
シャワーの水圧が弱い引渡し後すぐ別件のついでに質問仕様だった(直らず)

工事の最中に気づいて、その場で言えたことも2件あります。

何が結果
頼んでいない掛け具が付いていた外しますと言われたが、そのままでいいと伝えた
黄ばんだ床暖房のリモコンを、元と同じ位置に付けると言われた相談したら、目立たない場所に変えてもらえた

もう1件、わたしが気づいてもいないのに、業者さんのほうから申し出てくれたこともありました。

工事中にカップボード(食器棚)へ傷がついた件です。

なつこ

全部で7つ。書き出してみて、自分でも多いなと思いました。

ここで大事なことをひとつ。

全部が「直った」わけではありません。

シャワーの水圧は仕様だったので直りませんでした。

掛け具は、直すと言われたのにわたしのほうから引っ込めました。

それでも、言って損をしたものはひとつもありませんでした。

以降の章で、ひとつずつ書いていきます。

浮いてきた見切り材

廊下と寝室の境目に入れた見切り材。手前が既存のフローリングで、奥がリフォームで張り替えた床

まず、いちばん新しい1件からお伝えします。

引渡しから5ヶ月ほど経ったころの話です。

指で持ち上がる状態

廊下と寝室の境目に、細い板のような部材が入っています。

見切り材と呼ばれる部材です。

浮いてきた見切り材を指で持ち上げたところ。裏に接着剤の跡が線状に残っている
指で軽く持ち上がる状態。裏の接着剤は線状に残ったまま剥がれていました。

引渡しから5ヶ月ほど経ったころ、指で軽く持ち上がるようになっていました。

少し剥がれてきた、という程度ではありません。

裏に白い接着剤の跡が波状に残ったまま、面で浮いていました。

見切り材は今回のリフォームで入れたもの

見切り材は、今回のリフォームで新しく入れてもらったものです。

なぜ必要なのか、詳しい説明は聞いていません。

床が切り替わるところには付けるものなのだろう、と思っています。

正直なところ、名前も知りませんでした。

部材の名前を知っていると、工務店さんに伝えるときに話が早く進みます。

「廊下と寝室の境目の床が剥がれてきました」よりも、「見切り材が浮いてきました」のほうが、相手にはすぐ伝わります。

部分的なリフォームの費用は、浴室洗面所の記事に、3社の見積もりごとまとめています。

当日は10分で終わった

連絡から3日後に、来てもらえました。

樹脂用の接着剤を塗って留めるだけで、作業は終わりました。

かかった時間は10分です。

費用はかかりませんでした。

原因を聞いてみたところ、よくあることなので気をつけることは特にない、という説明でした。

なつこ

1週間迷っていたので、拍子抜けしました。

※費用については、契約書と会社によって違います。わが家の場合はこうだった、という話としてお読みください。

消えていたコンセント

間取り図を前にリフォーム会社と打ち合わせをする手元

ここからは、少し時間をさかのぼります。

リフォームが終わって1か月ほど経ったころの話です。

パソコンを寝室で使い始めて気づいた

リフォームが終わったのは3月中旬です。

コンセントが無いと気づいたのは、その約1か月後でした。

きっかけは、パソコン作業をする場所を変えたことです。

それまではリビングで作業していました。

机のある寝室でするようになって、初めて気づきました。

以前あった位置に、コンセントがありませんでした。

引渡しの立ち会いでは、まず気づけません。

住んで、家具を置いて、使おうとしたときに初めて分かります。

だからこそ、時間が経ってから連絡しても遅すぎることはないと思います。

壁を動かすと、コンセントも動く

わが家は、洗面所を広げる工事をしています。

広げた分だけ、境にあたる寝室側の壁が動きました。

もともと壁にあったコンセントは、壁ごと無くなっていたわけです。

理由の説明は特にありませんでした。

工事としては筋が通っているので、伝え忘れという話でもないのだと思います。

間取りを変えるときは、壁の位置ばかり見てしまいます。

壁に付いているコンセントやスイッチが、変更後どこへ行くのか。

図面の段階で確認しておくと、あとから困りません。

壁を動かした工事そのものの費用は、マンションの間取り変更リフォーム費用の記事に書いています。

延長コードで、しばらくしのいだ

気づいてすぐには連絡していません。

延長コードを引いて、なんとか使っていました。

不便なのは分かっていました。

それでも、連絡するより延長コードのほうがラクでした。

連絡したのは4月の下旬です。

1件目から、すでに同じことをしていました。

工事までは20日かかった

メールを送ったあと、日程の連絡をもらいました。

工事に来てもらえたのは5月13日の朝9時です。

連絡から20日ほど経っています。

見切り材のときは3日で来てもらえました。

内容によって、待つ期間は変わります。

すぐに来てもらえないからといって、軽く見られているわけではありません。

来たのは、いつもの担当さん

職人さんが来るのだろうと思っていました。

実際に来たのは、打ち合わせからずっと担当してくれている営業の方でした。

電気工事の資格も持っていて、たいていのことは自分で対応してくれます。

知らない人が来ると身構えていたので、拍子抜けしました。

顔を知っている人が来ると分かっていれば、連絡のハードルはかなり下がります。

もっとも、会社を選ぶときにそこまで考えてはいませんでした。

結果的にそうだった、というだけです。

ただ、もし今から選ぶなら、不具合のときは誰が来るのか聞いてみると思います。

食洗機のパネルと、シャワーの水圧

キッチンのレンジフードについてリフォーム会社の担当者に相談する女性

残る2件は、同じ日にまとめて片づきました。

どちらも、不具合と呼ぶほどのものではありませんでした。

パネルの件は、認識のずれだった

わが家の食洗機は、既存のものをそのまま使っています。

キッチンを新しくしたので、食洗機の扉だけが元のままでした。

キッチンに合わせた面材を貼るには、追加の費用が必要だったようです。

わたしは知りませんでした。

当然、貼ってもらえるものだと思っていました。

一方で担当さんは、キッチンと同じグレーなので必要ないだろう、と考えていたそうです。

どちらも間違っていません。

不具合ではなく、認識のずれでした。

聞いてみたら、追加で取り付けてもらえました。

パネル代は追加でかかりましたが、取り付けの費用はサービスしてもらえました。

責める話ではないと分かったので、気持ちが軽くなりました。

水圧は、直らなかった

シャワーの水圧が弱いことも気になっていました。

パネルを付けてもらうときに、一緒に聞いてみました。

答えは、シャワーヘッドの仕様によるもので、水圧そのものに問題はない、というものでした。

ヘッドを交換する方法もありましたが、そこまでするのも気が引けました。

そのまま使っているうちに、慣れました。

聞いてよかったのは、直ったからではありません。

原因が分かったから、納得して使えるようになりました。

言っても直らないかもしれない、と迷っている方にこそ、お伝えしたいことがあります。

直らなくても、理由が分かるだけで気持ちは片づきます。

用事は、まとめると1回で済む

パネルの取り付けに来てもらった日に、水圧の質問もしました。

同じ日に、カップボードの交換もしてもらっています。

来てもらう回数が減れば、こちらも気がラクです。

業者さんの手間も減ります。

言うまでに迷った本音と、背中を押した言葉

スマートフォンを手に、思案顔で考え込む女性

ここまで読んで、すんなり連絡できた人のように見えたかもしれません。

実際は違います。

言えなかった理由を、隠さずに書きます。

まずロボット掃除機を疑った

見切り材が浮いているのを見つけて、最初に考えたのは自分のことでした。

ロボット掃除機のせいかもしれない。

毎日走らせているので、少しずつ剥がしてしまったのではないか。

使い方が悪かったのだろうか。

なつこ

工務店さんはロボット掃除機のことを知ったうえで工事をしています。疑っていたのは、わたしだけでした。

とにかく、めんどくさかった

正直に書きます。

いちばん大きかったのは、めんどくさい、という気持ちでした。

また連絡して、日程を合わせて、家にいる日を作って、来てもらう。

手順を思い浮かべるだけで、気が重くなりました。

写真を撮ってメールに添付するのすら、面倒でやりませんでした。

時期も悪かったです。

暑い盛りで、しかもお盆前。

こんな小さなことで呼び出すのは申し訳ない、と考えていました。

1回言えた経験は、2回目には効かない

コンセントのときも、同じでした。

気づいてから連絡するまで、延長コードでしのいでいます。

見切り材のときは1週間でした。

多少は早くなりましたが、ゼロにはなりません。

言えないのは、性格の問題ではないのだと思います。

連絡するという動作そのものが、重いのです。

背中を押したのは、保証の知識ではなかった

迷ったまま、写真をSNSに上げて聞いてみました。

たくさんの方が声をかけてくださいました。

最初にもらったのは、自分でコーキング剤を充填してヘラで整えれば終わり、という助言でした。

なるほど、と思いかけました。

そのあとに来たのが、別の方からの助言です。

5ヶ月なら呼んで、そこ以外も点検してもらうといい。

自分で直してしまうと、他で不具合が出たときに突っ込まれる。

動かされたのは、保証期間の知識ではありませんでした。

自分で直すと、あとで不利になる。

損得の話で、ようやく体が動きました。

さらに詳しい説明もいただきました。

見切り材を留めるのは木工用ボンドやネダボンドで、固定には隠し釘やピンネイルといったプロの道具が必要になる。

コーキングは用途が違う。

専門的な説明のほうに納得して、自分で直すのはやめました。

どちらの方が正しいと決めつけるつもりはありません。

ただ、最初の助言だけを読んでいたら、わたしは自分で埋めていたと思います。

紙一重でした。

実際に送った2通のメール全文

ノートパソコンの前でスマートフォンを持ち、メールの画面を開いている手元

わが家が実際に送ったメールを、2通とも載せます。

どちらも、書いたときは何も考えていませんでした。

1通目はコンセントの件です。

さて、リフォームが完了してから約1か月半が経ちましたが、洋室のコンセントについてご相談させてください。

以前あった位置にコンセントが見当たらず、この1か月ほどはなんとか工夫して過ごしておりましたが、やはり既存の位置にコンセントがないと不便なため、お手数をおかけして大変申し訳ないのですが、増設していただくことは可能でしょうか?

特に急ぎません。

ご確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2通目が、見切り材の件です。

いつもお世話になっております

1点ご相談です。

廊下と寝室の境目にあるフローリングの見切り部分(1箇所)が、少し剥がれてきました。

引渡しから5ヶ月ほどですので、一度見ていただけると助かります。

急ぎませんが、ご都合のよいときに現地確認をお願いできればと思います。

よろしくお願いいたします。

2通に共通していた4つの型

書いたときは何も考えていませんでした。

並べてみたら、同じ書き方をしていました。

コンセント見切り材
経過した期間を書くリフォームが完了してから約1か月半引渡しから5ヶ月ほどですので
原因は書かない以前あった位置にコンセントが見当たらず少し剥がれてきました
急かさない特に急ぎません急ぎませんが、ご都合のよいときに
相談の形にするご相談させてください一度見ていただけると助かります

経過した期間を書く

いちばん効いているのは、期間を書いた一行だと思います。

保証という言葉を使わずに、まだ期間内であることを伝えられます。

角が立ちません。

原因は書かない

剥がれてきました、見当たりません、と事実だけを書いています。

施工不良ですよね、とは書きませんでした。

原因を判断するのは相手の仕事です。

決めつけずに送ったほうが、話が早く進みます。

相談の形にして、急かさない

直してください、ではなく、一度見ていただけますか。

順番の問題です。

現物を見てから対応を決めてもらえます。

急ぎません、と書き添えたのは、相手の予定を尊重したかったからです。

角が立たない伝え方については、相見積もりを断ったときの記事にも書いています。

「増設」と書いてしまった

読み返して気づいたことがあります。

コンセントは、もともとあったものが無くなっていました。

本来なら、元に戻してもらう話です。

それなのにわたしは、増設していただくことは可能でしょうか、と書いていました。

しかも、お手数をおかけして大変申し訳ないのですが、と謝っています。

非がないほうが謝っていました。

それでも、無償で対応してもらえました。

言い方を間違えたら損をする、と身構えなくて大丈夫です。

ちなみに、見切り材のメールには写真を添付していません。

面倒で、そのまま送ってしまいました。

それでも、ちゃんと来てもらえました。

その場で言えた工事中の2件

リフォーム工事中で養生されたマンションの室内

ここまでは、引渡しのあとに気づいた話です。

工事の最中に気づいて、その場で言えたことも2件ありました。

並べてみると、はっきり違いが出ました。

頼んでいない掛け具が付いていた

浴室のシャワーヘッドを掛ける部品の話です。

マグネットタイプのものを使うつもりだったので、取り付けは不要です、と事前に伝えていました。

工事の途中で浴室を見たら、しっかり付いていました。

浴室の壁に取り付けられたシャワーヘッドの掛け具
なつこ

あっ、と声が出ました。

その場で伝えたところ、外しますと言ってもらえました。

事前に伝えた要望が、現場まで届いていないこともあります。

責める話ではありません。

工事の途中で見て回っておくと、気づけます。

そのままでいいです、と言ったのはこちら

ところが、外しますと言われて、わたしは断りました。

もうそのままで大丈夫です、と伝えました。

理由はふたつあります。

ひとつは、外すとなると大がかりになりそうだと思ったこと。

取り付けてある物を外せば、跡が残ります。

その補修まで頼むことになります。

もうひとつは、そこまでのこだわりでもなかったことです。

マグネットのものを使うつもりではありましたが、掛け具が付いていて困るわけではありません。

言える場面でも、最後まで通すとは限りません。

強く言えなかったのは事実です。

ただ、そこまでして直したいことなのかどうかは、言ってみてから決めても遅くありません。

言ってみたから、外すという選択肢があると分かりました。

そのうえで、いらないと判断できました。

黄ばんだリモコンを、目立たない場所へ

床暖房も、既存のものをそのまま使っています。

リモコンも23年前のままで、すっかり黄ばんでいました。

23年使った床暖房のリモコン。全体が黄ばんでいる
工事中に撮影。クロスを剥がした壁に、23年もののリモコンが残っています。

工事のとき、元と同じ場所に付けます、と言われました。

リビングの中央の壁です。

長年そこにあったので、住んでいたときは何とも思っていませんでした。

ところが、部屋がきれいになった状態で見ると、ずいぶん目立つ場所だと気づきました。

新しくなった壁の真ん中に、黄ばんだリモコンが戻ってくる。

さすがに気になったので、工事中に相談しました。

結果、キッチン側の冷蔵庫の隙間に付けてもらえました。

まったく目立ちません。

移設後の床暖房リモコンの位置。冷蔵庫の横で目立たない(赤丸の部分)
赤丸の位置に移してもらいました。キッチンに立たないと見えません。

押しにくいと言えば押しにくいですが、許容範囲です。

冷蔵庫と壁のあいだにある4センチの隙間をメジャーで測ったところ
冷蔵庫と壁のあいだは4センチでした。

完璧ではありませんが、言ってよかったです。

言いやすさは「まだ工事中かどうか」で決まる

並べてみて、はっきりしたことがあります。

工事中に気づいた2件は、どちらもその場で言えています。

引渡し後に気づいたものは、1週間から1か月かかりました。

遠慮の強さは変わっていません。

変わったのは、工事中かどうかだけです。

工事中は、まだ現場に人がいます。

言えば、その場で直せます。

だから、気になったことは工事中のうちに言ってしまうほうが、お互いにラクです。

傷は、向こうから言ってきた

もうひとつ、書いておきたいことがあります。

工事中に、新しく入れたカップボードに傷がついたそうです。

わたしはまったく気づいていませんでした。

業者さんのほうから申し出てくれて、取り替えてもらえました。

黙っていれば分からなかったと思います。

不具合を隠されるのではないか、と心配する気持ちは分かります。

わが家の場合は、逆でした。

カップボードを入れた工事の費用は、マンションのキッチンリフォーム費用の記事にまとめています。

連絡の前後にやったこと

実際にやってみて、次も同じようにすると思うことがあります。

そのまま真似していただける形にまとめました。

連絡すると決めたら、家を一周する

見切り材の連絡をすると決めたあと、家の中を見て回りました。

すると、別の場所の見切り材も剥がれかけていました。

結果として、2箇所まとめて直してもらえました。

当日、業者さんのほうからも聞かれました。

他に気になる所はありますか、と。

聞かれるので、先に見ておくといいです。

1回の訪問で片づきます。

自分で接着剤を付けない

浮いている部分に、自分で接着剤を付けたくなります。

やめておいたほうがいいです。

原因が分からなくなります。

手を入れたと言われる余地も作ってしまいます。

写真は3枚あれば足りる

撮っておくなら、3枚で十分です。

場所が分かる引きの写真。

浮いている部分の寄り。

真横から撮った、隙間が見える写真。

とはいえ、わたしはメールに添付すらしませんでした。

写真がなくても、来てもらえます。

面倒で連絡しないくらいなら、文章だけで送ってしまうほうがいいと思います。

連絡の前後にやったこと
  • 連絡すると決めたら、家を一周して他も見ておく
  • 自分で接着剤やコーキングを付けない
  • 写真は引き・寄り・真横の3枚(無くても連絡はできる)
  • 連絡はメールにしておくと、日付ごと記録に残る

リフォーム後の不具合のよくある質問

はてなマークの眼鏡と家の模型、コインが並ぶ疑問のイメージ

連絡する前に気になりそうなことを、まとめておきます。

自分で直してはいけないの?

やめておいたほうがいいと思います。

見切り材を留めるには、木工用ボンドやネダボンドで接着したうえで、隠し釘やピンネイルで固定する必要があるそうです。

固定には専用の道具が要るので、接着剤を塗るだけでは留まりません。

さらに、自分で手を入れると原因が分からなくなります。

あとで別の不具合が出たときに、こちらが不利になることもあります。

コーキングで埋めればいいのでは?

コーキングは隙間を埋める材料で、接着するためのものではありません。

隙間は見えなくなっても、浮きは残ります。

あとから正規の補修をするときに、取り除く手間も増えます。

保証書が見当たらないときは?

対応してもらえる範囲や期間は、契約書と会社によって違います。

保証書が見つからなくても、まずは施工した会社に連絡して相談してみるのがいちばん早いと思います。

判断に迷うときは、公的な相談窓口があります。

引渡しから何年まで言えるの?

一律の答えはありません。

契約書によります。

わが家は5ヶ月ほどの時点で連絡して、無償で対応してもらえました。

期間が過ぎていそうな場合でも、まず聞いてみる価値はあると思います。

有償と言われたらどうする?

正直に書きます。

わが家は幸い、4件とも費用の請求はありませんでした。

食洗機のパネルだけは、パネル代そのものが追加でかかりましたが、取り付けの費用はサービスしてもらえました。

有償と言われた経験がないので、そのときどうすべきかは書けません。

金額に納得できないときは、公的な相談窓口に相談する方法があります。

工務店以外に相談できるところはある?

まずは、工事をしてもらった会社に連絡するのがいちばん早いです。

わが家の4件も、すべて工務店さんへの一本の連絡で片づきました。

ちょっとした不具合なら、たいていはそこで終わると思います。

そのうえで、話し合っても納得できないときや、どこにも連絡しづらいとき。

住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)という窓口があります。

国土交通大臣から指定を受けた、住宅専門の相談窓口です。

受付は10時から17時まで、土日祝日と年末年始を除きます。

お住まいの自治体の消費生活センターでも相談を受け付けています。

まとめ|迷う時間のほうが長い

リフォームから数か月、落ち着いて暮らしているマンションのキッチン

わが家でリフォームのあとに起きたことを、もう一度並べます。

わが家のアフター対応まとめ
  • 引渡しのあとに気づいたのは4件。工事中に言えたのが2件
  • 迷ったのは1週間から1か月。直してもらった作業は10分
  • 全部が直ったわけではない。仕様だったものも、自分で引っ込めたものもある
  • それでも、言って損をしたものはひとつもなかった

補修に来てもらったとき、正直に伝えました。

自分でやったほうがいいのか迷ったのですが、と。

返ってきたのは、いえ、いつでも言ってください、でした。

ついでに聞いてみました。

こういう不具合が出たとき、いつまでお願いしてもいいものですか、と。

答えは期間ではありませんでした。

また、いつでもどうぞ。

なつこ

2回とも同じことを言われて、ようやく信じられました。

帰りぎわには、次に起きそうなことも教えてもらいました。

壁紙のつなぎ目も、地震があったりすると剥がれてくることがあるので、気になったら連絡してください、と。

リフォームは、引き渡されて終わりではないようです。

ふり返ると、気にしていたのはこちらだけでした。

ロボット掃除機を疑ったのも、わたしだけ。

連絡を遠慮していたのも、わたしだけ。

相見積もりを失礼だと思って気に病んでいたのも、わたしだけでした。

工務店さんからの返信には、度々お時間いただき大変恐縮ですが、と書いてありました。

遠慮していたのは、こちらだけではなかったのかもしれません。

掛け具のときに引っ込めたぶんも、別のところで返ってきた気がしています。

食洗機のパネルの取り付け費用をサービスしてもらえたのは、掛け具の件があったからではないか。

そう思っています。

うまく言えなくても、こちらの気持ちは伝わるようです。

もし今、連絡しようか迷っているなら。

まず写真を1枚撮っておくだけでもいいと思います。

連絡より、ずっと小さな一歩です。

わたしも、一人だったら、たぶんまだ放っていました。

背中を押してもらったので、今度はこちらが押す側になります。

アフターの対応がどうなるかは、工事のあいだには分かりません。

わが家は結果的に、引渡しのあとも相談しやすい会社と出会えました。

選ぶときには、そこまで考えていませんでした。

ただ、もし今から探すなら、何社か比べたうえで決めると思います。

複数社の比べ方は、マンションリフォームの一括見積もりはどこがいい?にまとめています。

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