「リクシルのショールームって、予約なしでも入れるのかな」
そう思いながら、結局その日は行かずに終わった。
わが家のリフォームは、そんなところから始まりました。
結論から言うと、予約なしでも入れます。
わたしも1回目は、予約せずに行きました。
ただ、正直に書きます。
予約なしで行った1回目は、何も決まりませんでした。
わが家は築23年の分譲マンションで、給湯管の水漏れをきっかけに水回りをまるごとリフォームすることになりました。
設備は最終的にリクシルでそろえています。
そこに至るまで、リクシルのショールームには3回通いました。
1回目は夫と二人で、予約もせずに。
2回目と3回目は、工務店さんと一緒に。
この記事では、3回それぞれで何が起きたのかを、そのまま書きます。
読み終えるころには、予約なしで行っていいのか、いつ誰と行けばいいのか、何回くらい通うことになるのかが分かるはずです。
先に答えを書いておきます。
ショールームは予約なしでも入れます。ただし、決まるのは2回目からでした。
予約なしでも入れる、決まるのは2回目
リクシルのショールームは、予約なしでも入れます。
わたしも1回目は、思い立ってそのまま行きました。
追い返されることもありませんし、「予約はありますか」と責められることもありません。
ただ、入れることと、決められることは別でした。
予約なしで行った1回目に決まったことは、ひとつもありません。
実際に決まったのは、工務店さんと一緒に行った2回目です。
さらに3回目で、決めたものを5か所も直しました。
だから、こう考えるのがいちばん近いと思います。
1回目は「見に行く」、2回目は「決めに行く」、3回目は「直しに行く」。
1回で全部決めようと思っていたのですが、まったく無理でした。
相見積もりを取るなら予約を
ひとつだけ、先に書いておきたいことがあります。
相見積もりを取るつもりなら、予約して行ってください。
理由は、担当の方がついてくれるかどうかで、持ち帰れるものが変わるからです。
わが家は1回目に「標準的なもので」とお願いして、見積書を1枚作ってもらいました。
その1枚が、あとでリフォーム会社3社の見積もりを比べるときの基準になりました。
設備のグレードがそろっていないと、金額を並べても比べられないからです。
ただ、正直に書くと、あの日に見積書を作ってもらえたのは運でした。
予約なしで行ったので最初は誰もつかず、途中でたまたま手が空いた担当の方が説明してくださったからです。
混んでいる日だったら、誰にも声をかけられないまま帰っていたと思います。
見るだけなら予約はいりません。
けれど、見積もりを取って比べる段階にいるなら、予約したほうが確実です。


リクシルショールームに3回通った記録
実際に行った日を並べると、こうなります。
| 回 | 日付 | 誰と | 予約 | その日に決まったこと |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 2025年10月13日 | 夫と二人 | なし | なし |
| 2回目 | 2025年12月4日 | 工務店さん | あり | キッチンの機種、お風呂とキッチンパネルの色 |
| 3回目 | 2026年1月27日 | 工務店さん | あり | 洗面所の収納、吊り戸棚の高さ、キッチンの高さ、カウンターのパネルなど5か所を変更 |
1回目から3回目まで、3か月半かかっています。
急いでいたリフォームでも、これくらいはかかりました。
1回目|夫と二人、予約なしで


入りやすさで入った2軒
最初にショールームへ行ったのは、水漏れが起きた直後でした。
いろいろなメーカーのショールームが集まった複合施設へ、予約もせずに夫と二人で行きました。
大きな街にはそうした施設があって、1日で何社も見られます。
見学だけのつもりだったので、入りやすそうだったTOTOとリクシルに入りました。
同じ建物のなかにタカラスタンダードとトクラスもあったのですが、入口で気後れして、その日は見送っています。
つまり最初の2軒は、メーカーを比べて選んだわけではありません。
入りやすそうだったから入った、それだけです。
今思うと、あの日どこに入ったかで、そのあとの基準が決まってしまいました。
きれいだった、それだけ
正直に書きます。
その日に分かったことは、ほとんどありませんでした。
キラキラしていて、きれいだった。
感想はそれくらいです。
グレードの名前も知りませんでしたし、何を見ればいいのかも分かっていませんでした。
最初は担当の方がつかず、二人で自由に見ていました。
途中で手が空いた担当の方がついてくださって、説明を聞けたのは良かったです。
説明はとても分かりやすかったのですが、こちらに何も知識がないので、聞いても頭に残りませんでした。
持ち帰ったものも、特にありません。
ただ、ひとつだけ覚えていることがあります。
水漏れで頭がいっぱいだったなかで、リフォームが少しだけ楽しみに思えた瞬間でした。
標準の見積書を1枚だけ
何も分からないまま帰ったのですが、ひとつだけ、後から効いたことがありました。
その場で「標準的なもので」とお願いして、見積書を1枚だけ作ってもらったことです。
後日、データで送ってもらいました。
グレードの名前も知らないまま頼んだ、ざっくりした1枚です。
ところが、その1枚があとから効きました。
わが家はリフォーム会社3社に見積もりを出してもらったのですが、設備のグレードがそろっていないと、金額を並べても比べられません。
A社が上位グレード、B社が標準グレードで見積もっていたら、金額の差が「会社の差」なのか「設備の差」なのか分からなくなります。
リクシルで作ってもらった1枚が、そのときの物差しになりました。
何も分からないまま帰ったつもりでしたが、物差しだけは持って帰っていたことになります。


2回目|工務店さんと決めた日
その日に決まったこと
2回目は、工務店さんと一緒に行きました。
この日にキッチンの機種が決まりました。
リクシルのシエラです。
お風呂とキッチンパネルの色も、同じ日に決めています。
1回目に何も決まらなかったことを思うと、進み方がまるで違いました。
寸法を握っているプロの強さ
なぜ2回目で決まったのか。
理由ははっきりしています。
工務店さんが、わが家の寸法をわたし以上に把握していたからです。
現地調査で採寸をしているので、どこに何がどれだけ入るかを分かった状態で来てくれます。
だからメーカーの方との話し合いもスムーズでした。
こちらが「この収納はうちに入りますか」と聞く前に、話が進んでいきます。
素人では気づかないところまで考えてくださって、本当に助かりました。
ショールームは自分で行くものだと思っていたのですが、決める段階では、工務店さんと行くのがいちばん早いと感じました。
一人で行ったときは「素敵だな」で終わっていた場所が、プロと行くと「ここが入る、ここは無理」に変わりました。
夫が来なかった理由
2回目からは、わたしと工務店さんの二人です。
夫には任せてもらっていました。
それに、夫に合わせようとすると週末になります。
週末が仕事のときは予定が組めず、その分だけリフォームが止まってしまいます。
水漏れで急いでいたので、平日に動けるわたしが行くのがいちばん早い方法でした。
3回目|自分から希望した日
もう一度見せてくださいと言った
3回目は、わたしから見学をお願いしました。
決まったものをもう一度、実物で見ておきたかったからです。
そして実際に見て、5か所を変えました。
1回目のわたしには、どれ一つ思いつけなかったことばかりです。
洗面所|スライド式をやめて開き戸に


洗面台の収納を、スライド式から開き戸に変えました。
グレードとしては下げたことになります。
理由は単純で、洗濯洗剤の詰め替えが入らなかったからです。
わが家は緑の魔女の5リットルを使っているのですが、スライド式だと高さが足りません。


毎日使うものが入らない収納は、見た目がよくても意味がないと思いました。
グレードを下げたので、金額も少し下がりました。
リフォームでは良いものへ上げる話ばかりが目につきますが、下げて正解だったところもあります。
食器棚|吊り戸棚を低くした
食器棚の吊り戸棚は、高さを低くしました。
その分、収納は減ります。
それでも低くしたのは、結局使うのは手が届く範囲だけだと分かっていたからです。
これから年を重ねていきます。
脚立や椅子を使ってまで、上の棚から物を出すことはしないと思いました。
低いほうが安全でもあります。
夫婦二人の生活になって、物を減らしていきたいという気持ちもありました。
収納は多いほうがいい、と思い込んでいたのですが、使わない場所は無いほうが片付きます。
50代になって、高いところの物を出すのがおっくうになってきました。
食器棚|ゴミ箱スペースを米櫃に


食器棚の下の収納が、ゴミ箱を置くためのオープンな空間になっていました。
打ち合わせのときに「ゴミ箱はいりません」と伝えていたはずでした。
ところが3回目に実物を見たら、オープンのままだったのです。
気づけて本当によかったと思っています。
ここには、今まで使っていて便利だった米櫃を入れたかったので、サイズをきちんと測って決めました。
横にはビールケースがちょうど2ケース入るようになって、かえって便利になりました。
言ったつもりのことが、そのまま伝わっているとは限りません。
実物を見ないと気づけないことがあります。
キッチン|高さを85から90センチへ
キッチンの高さを、それまでの85センチから90センチに上げました。
わたしの身長は162センチです。
計算式にあてはめると85センチが最適で、工務店さんにも85センチを勧められました。
それでも90センチにしたのには、理由が2つあります。
ひとつは、24年間85センチで暮らしてきて、低いと感じていたからです。
わたしはスリッパを履きますし、洗い物のときにエプロンをしないので、いつもお腹のあたりが濡れていました。
前かがみになっていたのだと思います。
もうひとつは、夫が週末に料理をするようになったからです。
夫自身は「85でいいよ」と言っていましたが、175センチの夫もキッチンに立つようになったことが、高さを見直すきっかけになりました。
結果として、わが家は良かったです。
洗い物もしやすくなりましたし、不便は感じていません。
ただ、誰にでも当てはまる話ではありません。
同じ162センチでも、90センチから85センチに下げて、そのほうが良かったという方もいます。
野菜を切るような作業は、低いほうが力が入るからです。
高さの決め方は、別の記事にまとめました。


自分に合わせるか、二人に合わせるか。うちは二人で使う場所なので、後者にしました。
キッチン|カウンターのパネルを高く


わが家のキッチンは、リビング側を向いた対面のカウンター式です。
左側、つまりリビング側に流しが来ます。
そうすると、洗い物の水はねがリビング側へ飛びます。
3回目にショールームで実物を見ながら、水はねがどこまで届きそうかを考えて、パネルの高さを上げてもらいました。
同時に、カウンターの高さときれいに揃うかどうかも、その場で確認しています。
図面の数字だけを見ていても、揃うかどうかは分かりませんでした。
高くして正解でした。
水はねは住んでみないと分からないと思っていたのですが、実物の前に立つと想像がつきました。
今の暮らしを知っている強み
変えた5か所には、共通していることがありました。
どれも、今の暮らしを知っているから決められたことです。
緑の魔女の5リットルは、今つかっている洗剤です。
米櫃も、今まで使ってきて便利だったものです。
ビールを2ケース置きたいのも、今の買い方があるからです。
高いところの物を出さなくなってきたのも、今の実感です。
水はねがどこまで飛ぶかも、毎日洗い物をしているから想像がつきました。
住み替えではなく、リフォームだからだと思います。
新しい家に自分を合わせるのではなく、今の暮らしに新しい設備を合わせられる。
今まで住んできたからこそ想像できることがあって、それはリフォームのいいところだと感じました。
何が必要かは、もう毎日の暮らしが教えてくれていました。
変わったのは自分だった
3回目に変えたのは、洗面所の収納、吊り戸棚の高さ、食器棚の下の使い方、キッチンの高さ、そしてカウンターのパネルです。
どれも1回目のわたしには思いつけませんでした。
キッチンに高さの選択肢があることすら知りませんでしたし、収納に何を入れるかを先に考えるという発想もありませんでした。
3回目のわたしは、少しだけパワーアップしていたのだと思います。
ショールームが変わったわけではありません。
変わったのは自分のほうでした。
だから、1回目で何も分からなくても大丈夫です。
分かるようになるのは、2回目からでした。
予約なしと予約あり、どう使う
予約なしが向く場面
予約なしは、自分たちのペースで見られます。
「まだ何も決まっていないのに行っていいのかな」と迷っているなら、予約なしで大丈夫です。
契約前でも、リフォーム会社が決まっていなくても行けます。
わが家も1回目は、何も決まっていない状態で行きました。
ただ、混んでいる時間帯だと担当の方がつかないことがあります。
土日は特に混みます。
予約ありが向く場面
具体的に決めたい段階なら、予約したほうが早いです。
担当の方がついて説明してくれるので、理解の進み方がまるで違います。
図面や寸法を持っていくと、さらにスムーズです。
わが家の使い分け
わが家は1回目だけ予約なしで、2回目からはすべて予約して行きました。
正直に言うと、最初から予約すればよかったと思っています。
ただ、1回目に何も分からないまま歩き回った時間が無駄だったかというと、そうでもありません。
あの日があったから、2回目に工務店さんの説明が入ってきたのだと思います。
リクシルに決めた理由
最終的に、わが家は水回りをリクシルでそろえました。
正直に書くと、お風呂だけならTOTOが好みでした。
清潔感があって、水回りの安心感がいちばん強いと感じたからです。
それでもリクシルにしたのは、工務店さんに「メーカーを統一したほうが値引き率もいい」と言われたからです。
水漏れで急いでいたことと、どうしても譲れないこだわりがなかったことも重なりました。
結果として、キッチンと浴室は定価の6割前後の値引きになりました。
つまり、わが家の事情で決まりました。
掃除のラクさを最優先するならタカラスタンダードでしたし、人造大理石のなめらかさならトクラスでした。
同じ理由でリクシルを選べる人は、たぶん多くありません。
だからこそ、実物を見て、自分の事情で決めてほしいと思います。




リクシルのキャンペーンで、洗面台の水栓はタッチレスのナビッシュになりました。


よくある質問
リクシルのショールームは予約なしでも入れる?
入れます。
わが家も1回目は予約せずに行きました。
ただ、混んでいると担当の方がつかないことがあります。
土日は特に混みます。
何も決まっていなくても行っていい?
大丈夫です。
契約前でも、リフォーム会社が決まっていなくても行けます。
グレードの名前が分からなくても行っていい?
問題ありません。
わたしも1回目は、グレードの名前をひとつも知りませんでした。
「標準的なもので」と伝えれば、見積書も作ってもらえます。
何回くらい行くことになる?
わが家は3回でした。
1回目は見に行くだけ、2回目で決まり、3回目で細かいところを直しています。
工務店さんと一緒に行ってもいい?
いいと思います。
むしろ決める段階では、そのほうが早いです。
寸法を把握している人が隣にいると、話が飛びません。
まとめ|リクシルは予約なしで行っていい
リクシルのショールームは、予約なしでも入れます。
ただ、予約なしで行った1回目には何も決まりませんでした。
決まったのは、工務店さんと行った2回目です。
そして3回目に、決めたものを5か所も直しました。
1回目のわたしには思いつけなかったことばかりです。
ショールームが変わったのではなく、変わったのは自分のほうでした。
だから、1回目で何も分からなくても気にしないでください。
分かるようになるのは、2回目からです。






コメント